アーバンリグの導入をご検討いただくに際し、導入後に処理する予定の素材を処理した場合にどういった温度設定・処理時間が最適で、どういった物がどんな割合で抽出されるのかを事前にテストすることができます。
事前テストは、実機と同じ処理ができる小型の実験機で行います。
投入物サンプルの試験処理の流れ
処理前に投入物の重量を計量してから実験機に投入します。
投入物に「金属類」や、「塩化ビニール」などの塩素を含むものがある場合は「中釜(なかがま)」を使用します。
中釜に入る程度の大きさの投入物をご用意ください。
(※中釜のサイズ: W13cm x D28cm x H8cm)
準備ができたら投入物を実験機の「反応釜」に投入します。
投入物の素材によって、材質ごとに沸点が異なります。
各素材の性質や特徴を製造メーカーに問い合わせても教えてくれないことが多いため、適切な処理温度帯についてはテスト結果を検証し、適切な温度帯をお知らせします。
次に、処理温度をコントロールする制御盤で温度帯の設定を行います。
減容温度帯・油化温度帯などを設定し、段階的な温度調節によって目的に応じた処理・抽出を行います。
反応釜の蓋を閉めて、いよいよ処理開始。
処理が始まったら後は待つだけです。
反応が終わると、炭化された投入物を取り出し、処理前との重量を比較するために計量します。
投入物は、油分・水分・炭化物に分解されます。
各抽出物の量、割合は、投入物の素材によって異なります。
みらいコネクトでは、アーバンリグ実験機による投入物のサンプル処理を承っております。
導入前に主な投入予定物をテスト処理してみることで、適切なプラント設計をするとともに、採算性の検証も可能になりますのでご活用くださいませ。
※投入物のサンプル処理に必要な費用は、お客様負担となります。
※処理後の「炭化物」・「油」・「水」はお客様に持ち帰っていただきます。