投入物と再生燃料について
アーバンリグ(URBAN RIG)は、廃棄物の前処理や選別などの面倒な作業をすることなく、熱分解処理により油脂分の抽出を行い、廃棄物からの再生資源化を簡単に行える新時代型の資源再生化処理機です。
廃棄物の炭化減容率は最大5%を誇り、樹脂系成分物質の油脂化はその投入含有量の約85%を抽出できる性能を備えています。
アーバンリグ【URC-2000】で抽出できる1日分の処理物の詳細
成分名 | 成分比率 | 1日の抽出量 | 資源再生の方法 | ||
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液化油脂分 | 軽油系 | 61.2% | 62,424㍑ | 処理機で再利用=1500㍑ 販売用燃料=60,924㍑ 売電=60,924㍑ |
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灯油系 | 7.65% | 7,803㍑ | 暖房用燃料として販売 | ||
重油系 | 7.65% | 7,803㍑ | 炭化物と混合高カロリー粉末炭を加工 潤滑油、添加燃料材として利用 |
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油脂分 抽出ロス |
11.5% | 11,730㍑ | 主に排煙として流出、微量が炭化物化 | ||
炭化物 | 5% | 5.1㎥ | 重油系と混合し高カロリー粉末炭を加工 | ||
水 | 5% | 5,100㍑ | 蒸気ボイラで再利用 残水は施設内用水又は下水排水 |
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金属・ガラス・土石砂・他 | 2% | 2.04㎥ | 金属・ガラス類=リサイクル資源 土石砂=敷地内埋立 |
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投入物の成分比率が同じなら、どの機種でも同等の抽出比率が確保できます。 |
再生燃料の品質
【再生燃料について】
再生される油脂分燃料は投入される樹脂系物質の内容により成分値が異なります。
適切な成分値の再生燃料を抽出する場合は、過熱温度、過熱時間などの制御設定を調整する必要があります。
【現場レポート】
中国(山東省曲阜)の処理場では抽出した軽油をそのままフォークリフトの燃料として使用しています。(ドラムバッチ式5トン)